ブログ「燃料は好奇心」

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子供のように好奇心を持ち続ける男が綴るよもやま話。
山下政治の感性のアンテナがさまざまなものをキャッチします。

カレー

2020.02.16

多分ほとんどの日本人は子供の頃からカレーを食べて、大好きな食べ物の上位に君臨しているはずであると確信している。子供のころからカレーの日はまず1杯目を軽く食べ2杯目を味わって食べ調子がいい時は3杯目も行く。

カレーという料理の発祥は歴史的にはインドなのだと思う。ところがタイにもカレーがありここのカレーもインドカレーとは異なり独特で歴史も異なるように感じる。その他マレーシアのフィッシュヘッドカレーはとても美味しい。
欧風カレーというのもあるが、あれはかつてインドがイギリスの植民地だったころイギリス人がインドから持っていったものだ。そのイギリスからカレーは日本へ渡ったのだと思う。もし違ったらご指摘願います。
日本のカレーは発祥のインドカレーやタイカレーとは全く異なる。日本のカレーはもはや日本食といってもいいだろう。ニューヨークにも日本のカレー屋が店を開店しているくらいだ!

カレーはだいたい年間4回くらい作る。カレーを作る時は気合が入るのである。夜7時くらいにカレーを食べるためには午後3時からカレー作りが始まる。残念ながらカレールーは手作りではなく市販品を使うのだがいつかはスパイスのブレンドからカレーを作りたいと思っているのでいずれ試してみよう。

さて、ボクの作るカレーにはいくつかの拘りがある。
まずは玉ねぎ。大きめの玉ねぎ3個をみじん切りにしてこれを焦げるまで炒める。ここが一番大切な工程なのだ。大きめの玉ねぎ3個をみじん切りにすると大きなボウルにいっぱいのみじん切りができる。これをフライパンにいれるとみじん切りは身動きが取れない。このみじん切りを、時間をかけて焦げ目ができるまで炒める。
               身動きができないみじん切りの玉ねぎ

次はお肉。ビーフ、ポーク、チキンのほか魚介類のオプションがあるのだが使うのはチキンのみ。それもドラムスティックと言われる骨付きのチキン。その他のお肉はカレーには向かないと信じて疑わない。カレー発祥であるインドでは牛は神様なので食べない。したがってボクもカレーには使わない。インドのとなりパキスタンでも同じくカレーを食べる。パキスタンはイスラム教の国なので豚肉は御法度。したがってボクもカレーには使わない。魚介類はカレーにいれても魚介の味が全く出ないので使わない。
                 チキンのドラムスティック

そして野菜。使う野菜はみじん切りの玉ねぎの他は人参とじゃがいも。ガーリックと生姜は下ろして玉ねぎを炒める時に一緒に炒めてしまうので固形物としての野菜には入らない。人参は小さめのものを切らずにそのまま使う。じゃがいもも同様に小さめのものを切らずにそのまま使う。大きいじゃがいもしかない時は半分に切ることもある。
              今夜は小さめの人参と大きめのじゃがいも

大きな鍋にいっぱいカレーを作る。一通りカレーができたら鍋ごと流しに入れて流しの周りに氷を敷き詰めて冷やす。この工程を入れることにより「昨日のカレー」になる。作った翌日のカレーって上手いよな〜と昔から感じていたのだが、科学的にも翌日のカレーはやはり美味しいことが証明されている。冷えたら再度火をいれて温めると出来上がり。

盛り付けにも拘りがある。皿にご飯を盛りまずドラムスティック1本。次に人参。細い人参の場合は数本いれるが大きめの時はこれも1本。じゃがいも1個。そしてカレールーをかけて盛り付け完了!

家族の中ではボクの作るカレーは大評判。とても美味しい(らしい)。

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