半袖シャツ用長袖
実用新案登録第3215330号
考案の名称:半袖シャツ用長袖
商品名:クールスーツ
概要:夏でもクールに背広を着用するためのツール
考案の背景
クールビズと言われて久しい。昨今では営業マンのみならず銀行員も証券マンも夏はワイシャツでノーネクタイの出立で仕事をするようになった。ボクの記憶では1985年にサラリーマンになった当時は真夏でも背広を来て営業回りをしていた。もちろんネクタイもしていた。確かに真夏の気温は小学校時代の夏休みに絵日記を書いていたころに比べると5℃ほど上昇しているのは確かだ。
だが、しかし、ボクのこだわりとして真夏でもスーツ姿で営業したい、と考える。いや、むしろ真夏にみんなワイシャツ姿で営業周りしているる中、涼しげにスーツを着られたらカッコイイじゃないか。天邪鬼なボクはこんな風に考えてしまう。
朝事務所へ行く支度をしているだけでも真夏は暑い。支度しているそばから汗が吹き出る。日本の夏は湿度が高いのでどんどん汗がでる。真夏に長袖のワイシャツなんて暑がりで汗っかきのボクは袖を通したくない気分になる。だから夏は半袖シャツになる。でもやはり背広を着たいので半袖シャツに背広を着る。しかしこれがダメなんだな〜。
ダメその1
背広の袖の部分にある裏地が腕から吹き出る汗でベトベトに張り付いてしまい不快なのだ。事務所に到着して背広を脱ごうとすると背広の腕部が腕に張り付いて脱げない。しまいには背広の腕部が裏返る。
ダメその2
半袖シャツに背広を纏うと袖口にワイシャツのカフスが見えないのでかっこ悪い。背広を着た時は袖口から2〜3cmくらいワイシャツの袖が見えるところがカッコイイのである。
という理由で「半袖シャツ用長袖」という世の中ではおそらく不要と思われるくだらない考案をしたのである。
こんなものが欲しいという人はいない、と覚悟はしているが。
考案の構造
長袖は、二の腕で固定する部分とカフス部を除きメッシュ生地を使用し、二の腕で固定する部分に、ゴム等の収縮性のある素材を縫い込むか、マジックテープが取付けてある構造。
考案の詳細な説明
図1は、本考案の実施形態を示す図である。
図1
図2は長袖部の斜視図である。装着は、先ず長袖部(1)の端部分(2)を持って指先(3)から腕に通して引き上げ、手首(4)での袖先(5)の位置を調整した後、二の腕部分(6)を固定する。長袖の固定部には、ゴム等の収縮性のある素材を縫い込むか、マジックテープを取付けて腕に固定する。その際、腕に直接、又は半袖シャツの袖の上に被せて固定することが出来る。長袖の袖先位置の調整は、二の腕の固定位置で行う。
図2
カフス部から二の腕までは網目になっているため発汗しても背広の腕部の裏地に直接接触しないためベトベト感はなく快適である。
カフスがあるため背広を着ても袖の先端はカフスが見え、スーツ姿がかっこいい!!