山下政治経済研究所

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テレビ

2020.06.21

昭和32年生まれの私は物心ついたころにはテレビがあった。遠い昔なのでいつごろからテレビを観ていたのか定かではないけれどもテレビをよく観ていた。
月光仮面、ウルトラQ、エイトマン、鉄人28号、鉄腕アトム、サイボーグ009、ウルトラマンなど名作ばかりだと思う。どれも悪者を退治してくれるヒーローだ!
歌謡曲番組もよく観た。歌謡曲は歌手の背後に楽団がいて演奏するスタイル。時たま観客から花束が送られたりテープが飛んだりしていた。
小学生の高学年から中学生になってニュースで覚えているのは大学生が学生運動してヘルメットかぶって角材持って機動隊と衝突している映像をよく見た。何やってるのかとか何でああいうことやるのかとか思ったことはあった。親戚のおばさんからは「政治!あんなことするようになったら山下家から縁を切るからね!」とまだ何もやっていないのに叱られた記憶がある。
その後高校生になるとバスケットボール部に入部したせいもあって学校へ行く前の朝食時にニュースと天気予報を観るくらいであまりテレビを観なくなった。ただし大晦日の日本レコード大賞と紅白歌合戦は欠かさず観ていた。

高校を卒業してから1年後に渡米したためその後は全く日本のテレビはみていない。
3年半後に米国から戻ってテレビを観た印象として記憶にあるのはコメディアン系の芸人が集まってあるテーマについて話をする番組が多く何がおかしいのかワイワイさわぎながらただ笑っているだけの番組だった。観ている方は全く面白くない。番組が低下していると感じた。

その後サラリーマン時代を経て再度渡米することとなりまた日本のテレビを観なくなった。日本に帰国した際には報道番組やらニュースを観る。しかし報道番組はバラエティーと化し日曜日の何某番組はチャイナや朝鮮を賛美しニュース番組はもっと重要なニュースがあるじゃないか!と思うようなテレビに成り下がった。新聞はほとんど読まないが聞こえてくる情報では捏造記事フェイク記事を掲載しまくっている。インターネットの時代になりもっと重要なニュースや本当の記事が暴露される時代になったが新聞テレビ等のメディアはインターネットの時代になればなるほど嘘と捏造のオンパレードである。
そして私が全く理解できないのは「安倍は許さない」とか「安倍政権下での憲法改正はダメ」とか。安倍首相の政治はもちろん100点とは行かないまでも今までの総理大臣としては安定した政治を行なっており特に前政権の民主党時代に比べれば月とすっぽんほどの高レベルの政治を行なっていることは確かである。にも関わらず安倍首相をメディアがそこまで批判するの理由は何故なのか?どうしてこんなテレビになってしまったのか?

この問いを探していたのだが、先日たまたまYouTubeで政治評論家の加藤清隆氏が言っていたことがキーワードだと思う。
加藤清隆氏は早稲田大学卒の今年66歳になるが大学に入学したときの先輩たちが学生運動全盛期だったとのこと。早稲田大学と言えば東大と共にに学生運動がさかんだった大学だ。年齢でいうと今年70歳以上の団塊世代となる。彼曰く当時の学生運動していた輩である全学連から派生した革マル派や中核派の学生たちはどこも就職先が無かったという。彼らを受け入れたのが公務員とテレビ局や新聞社だったそうだ。これで合点がいく。彼らがテレビ局や新聞社の幹部になったころ彼らの思想通りのメディアが形成された。その思想に反する社員は出世はおろか一生平社員だ。したがって会社を辞めるか会社に服従するかとなる。またチャイナ系や朝鮮系日本人もたくさん採用したことだろう。そして現在のメディアへと変貌した。というのが私の見立てである。
そしてもう一つ安倍総理の批判報道である。全く理解できなかったがこれも加藤清隆氏が言っていたことで合点が行く。
当時の学生運動の理由が日米安保法制に関わることだ。革マル派や中核派の学生は日米安保に断固として反対であった。この日米安保を成立させたのが当時の岸総理であった。安倍総理は岸元総理の孫にあたる。この構造から日米安保を成立させた恨みを当時学生運動をしていた今のメディア幹部たちは安倍総理に向けているのだと察した。

私は彼ら元学生運動連中も戦後のGHQによるWGIPの犠牲者なのだと思う。とどのつまりは米国による日本統治時に行われた教育により世に出された若者たちが間違った方向へ進んでしまい途中で方向転換できた人は救われたがそうでない多数は日本人に生まれながら日本を恨みながら一生を終わるのだと思うと切ないね。
おっとそんなセンチメンタルなことを言っててはいけない!
皇紀2680年の世界で一番古い国家我が日本国を間違った方向に導き日本国を我々の代で消滅させるわけには行かない。

ところで話は変わるが現在のテレビの原型となる電子捜査線式テレビを世界で最初に開発したのは日本の浜松工業高校の高柳健次郎博士なのだ。米国のRCA社が同じ方式のテレビ開発に成功し国際特許を申請したが日本だけ特許拒否されたのだ。日本ではすでにテレビジョンの実験に成功していてイロハの「イ」の文字をブラウン管に映し出していた。ものつくり立国ニッポンが作ったテレビである。間違った使い方をせず国民のためになる道具として今後は電波法改正などしてもっと良質な情報を提供できるメディアにしていかなければならない。

令和弍年6月20日

山下政治経済研究所

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