山下政治経済研究所

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持続可能なエネルギー

2025.02.22

これまでにエネルギー問題に関してこのホームページ上にて、
2024年09月03日:メガソーラーをぶっ潰せ!/ブログ「燃料は好奇心」
2025年02月18日:自然エネルギー/山下政治経済研究所
を書いてきた。「メガソーラーをぶっ潰せ!」では日本の大自然である山々へソーラーパネルを敷き詰め美しい日本の自然をぶち壊し、しかも電気代の高騰を招き国民の生活を圧迫していることについて触れた。「自然エネルギー」ではSDGsの戯けた音頭の下ソーラーパネルの他風力発電、地熱発電、水力発電等自然エネルギーを使った日本のエネルギー政策の愚かさについて触れた。
日本の政府は科学技術を知らずにこのような愚作を打ち出しているのか、もしくは利権を得て私服を肥やすために愚作を知りながらこのような政策を打ち出しているのか。

科学者の元中部大学総合工学研究所教授であった武田邦彦先生が以下のようなことについて指摘していた。
「日本においては石炭火力発電が一番良い。日本が地球上で環境を良くしようとするならば石炭火力発電をどんどん推奨すれば良い。
石炭は太古に生い茂っていた森林の木からできているのである。その森林の木はCO2を吸収し栄養分として大きく育つ。そして木が朽ち果てて長い長い年月を経て石炭となる。その石炭を火力発電用燃料として燃やせばCO2が出る。日本においては国土の80%は森林であるので森林が養分であるCO2を吸収する。世代を超えた大自然のリサイクルを行うのである。」
ということは、逆に森林地帯にメガソーラーを敷き詰めればその分CO2の吸収を妨げてしまう。自然に優しく太陽光発電を、なんていうのは全くの逆で太陽光発電をすればするだけCO2は排出することになるのである。前述の「自然エネルギー」にも書いたがソーラーパネル1kw分の製造にかかるコストは約40円かかる。ほとんどが電気代だ。その電気はどうやって作っているのかといえば火力発電なのだ。ソーラー発電とか、最近ではEV(電気自動車)とか確かにCO2はそれそのものでは出さないが、ソーラーパネルの製造とかEVの充電とかには電気が必要であることに気がついていないのか?

SDGsのバッジ

SDGsを推進している企業がありその社員は何やらドーナツ型で色とりどりの怪しげなバッジを背広の胸に堂々とつけて歩いているが、ああいう輩を見るとちゃんちゃらおかしくなってしまう。「僕は環境に優しい活動をしているんだぜ!」と自負しているのだろう。あのバッジを付けないとその会社では懲罰委員会で罰せられるのだろうか?そうだとすればその企業は大馬鹿ものだ。ボクも一度もらったことがあるがそのままゴミ箱に捨てた。

また武田邦彦先生は日本においてのCO2放出の優位性についても以下のように語っていた。
「現在日本の東側、太平洋ではCO2不足で困っている状態である。漁業国である日本の魚の自給率は50%を下回っているのだ。今や日本の沿岸ではあまり魚が取れない。」と指摘している。「海にいる植物プランクトンはCO2を吸収して育ち、その植物プランクトンを食べる動物プランクトンがいて、動物プランクトンを食べる小魚がやってきて、そしてその小魚を餌として食べにくる大型の魚が集まり、日本の太平洋沿岸はCO2放出によりとても豊富な漁場となる。」そのためにも日本においては石炭火力発電をどんどん推奨し石炭から排出されるCO2ガスをどんどん出した方が日本のためである。太平洋沿岸でたくさんの魚が取れれば新鮮で美味しい刺身や寿司が手頃な値段で日本だけ得ることができるのである。実にいいことだ!これは日本の地理的優位性によるものである、と武田邦彦先生は言われている。例えばドイツとかがCO2を大量に放出してもその東側は大陸のためCO2ガスによる影響があるだろうと考えられるからだ。

CO2ガスの放出と吸収の海洋マップ

上の図は青い地域はCO2ガスを吸収するところで赤い地域はCO2ガスを放出しているところの海洋マップである。日本の東側の太平洋の地域はCO2ガスを吸収する地域である。吸収するということはCO2ガスが不足しているということだ。

日本はFar East、東の外れの国と言われているが、我が日本国は神国なのだ。日本のCO2排出は先進国の中では非常に少ない。京都議定書に続くパリ協定では「2015年11月30日から12月13日までフランス・パリにおいて開催された 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)では、新たな法的枠組みとなる「パリ協定」を含むCOP決定が採択されました。パリ協定は、「京都議定書」の後継となるもので、2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みです。」としていて日本はCO2ガス削減目標を2013年度比で2030年までに26%削減すると約束した。2013年にはすでに乾いた雑巾を絞りCO2排出規制をしているのであるにもかかわらずさらに26%のCO2ガス排出削減をするというのだ。日本の生産性が減退する。
本来であれば武田邦彦先生がおっしゃるように日本はCO2をどんどん出しても世界に与える影響など全くないのである。いや、むしろ日本にとってはどんどんとCO2ガスを排出したほうが、安い電力、豊富な漁場などいいことばかりではないか。
日本はパリ協定から脱退しCO2ガスを放出しまくればより生産性の高い裕福な国家となるのだ。

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