古事記の最初の部分、その後の壱 プロローグ
2021.03.24
昨年2月にブログで「古事記の最初の部分」について自分なりに理解したことを書いた。古事記については入門書、マンガ、現代訳語など何冊か読んだ。しかしどの本も最初の部分についてはよくわからないままさらりと書かれているだけで、何か意味があるのかとずっと疑問を抱いていて昨年2月に結局遥か彼方から地球にやってきた二つの細胞とそれを運ぶハヤブサ号が最初の三柱ではないのか、という疑問を投げかけた形のブログを書いた。
https://www.yamashitaseiji.jp/blog/126/
今回また新たな古事記を読んだ。小名木善行先生の古事記である。この古事記は全3巻からなる古事記の解説書でその第1巻に今までさらりとしか書いていなかった最初の三柱の神についての説明があった!古事記の最初の部分をもう一度以下に記すと;
「天地(あめつち)が初めて発(あらわ)れた時、高天原(たかあまのはら)に成ったのは天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)でした。
間もなく高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、続けて神産巣日神(かむむすひのかみ)が成りました。この三柱の神は、いずれも独神(ひとりがみ)で、すぐに御身をお隠しになりました。」
この古事記の特徴は一つ一つの字に意味がありその意味を深堀して解説しているところである。従って今までの古事記のような物語風なものではなく非常に説得力ある古事記に仕上げてある。
まずはプロローグとして今回はここまで。次回からその内容について説明します。
つづく