古事記の最初の部分、その後の参 最先端
天之御中主神に続き「間もなく高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、続けて神産巣日神(かむむすひのかみ)が成りました。この三柱の神は、いずれも独神(ひとりがみ)で、すぐに御身をお隠しになりました。」この部分の説明は;
この神様のお名前には「産巣日(むすひ)」という共通の文字がある。「むす」とは君が代の一部で「苔のむすまで」という歌詞があるように「むす」とは何かが生じるという事。「ひ」は古語では霊的な力、っで「産巣日」とは「天地万物を生じさせる霊的な力」という意味となり、「高御」は「はるかな高み」、「神」は「物質や光や時間のおおもと」従ってここは「はるかな高みに生まれた天地万物を生じさせる霊的な力が現れ、物質や光や時間のおおもとが現れた。」となり、ここまでの三つの神は「いずれも独神(ひとりがみ)で、すぐに御身をお隠しになりました。」とは性別のない根源的な神様ということ。
ここまでが古事記の最初に現れる三柱の神です。普通古事記にはここの部分はさらりと書かれているけどこんなにも大変な意味があったのか!と思う。ところがこんな解説があるけど結局一体何?という疑問は理解力が乏しいせいもあるのだが、どうも頭から離れないのである。 そこでこの先を読んでいくと、、、
138億年前にビッグバンによって宇宙が始まった、とかホーキンス博士などのずば抜けた天才たちが言っている。ずば抜けた天才たちが言うのだから本当に?とかどうやって?とか聞くのは止めたほうがいいと思う。聞いても解らないし。ところが最新の研究ではそのビッグバン以前の出来事があったとのことで「超弦理論」と言うらしく、高次元空間に点が生まれその点が振動して弦になりその弦が振動して立体となりその立体が振動して光になりその光がスパークしてクオークが生まれそのクオークがビッグバンを起こして宇宙となった、という最新の宇宙科学の理論。
この理論と古事記を比べると
天之御中主神は天空のど真ん中の主の神という説明がありど真ん中は点。
高次元空間に生まれた点。
高御産巣日神ははるかな高みに生まれた天地万物を生じさせる霊的な力。
点が振動により弦となり弦が振動により立体となる。
神産巣日神は物質や光や時間のおおもとが現れる。
立体が振動して光となりクオークが生まれビッグバンを引き起こした。
なんと!現代科学の最新の研究による宇宙創生と1300年前に編纂されたその時すでに古の出来事を記した古事記が同じことを言っているではないか!!
結局は現代科学がやっと古事記に追い着いたってことで、いい?
「古事記の最初の部分、その後」を3回連続でブログし今回で終了しますが、やっぱり古事記って凄い!
これからも古事記については深堀して理解が得られたらまた書きます。
それでは3回に渡りお付き合いいただきありがとうございました。
終