ブログ「燃料は好奇心」

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子供のように好奇心を持ち続ける男が綴るよもやま話。
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拉致問題映画海外上映実行委員会

2024.07.22

野伏翔監督の拉致問題映画「めぐみへの誓い」の海外上映を目的としたNPO法人がある。2022年に設立したNPO法人拉致問題映画海外上映実行委員会の理事長を努めさせて頂いている。通称「M-プロジェクト」と言う。

「めぐみへの誓い」の「めぐみ」は当時13歳で学校の帰り道に誘拐されそのまま北朝鮮に連れて行かれた横田めぐみさんだ。あれから今年令和6年で47年になりめぐみさんも今年還暦を迎えるのである。

これまでに米国内で7回、チェコ共和国で3回、ドイツで2回、ロンドンで1回合計13回の上映会を行なってきた。番外編としてわれわれM-プロジェクトが主体となり東京の池袋上映会をしている。

海外でこの映画を上映することを目的としているが、この映画を通じて世界中の人々に北朝鮮による日本人の拉致事件を知ってもらい、世論を喚起させ拉致問題の解決の糸口になれば、という思いで活動している。

ヨーロッパ地区にはそれぞれの担当者が上映を実行している。ボクは米国での担当として活動しており、毎回上映前の理事長挨拶をする。今まで米国内では、以下の上映会を行なってきた。

  1. Gardena, California令和4年5月
  2. Holywood, California令和4年9月
  3. Portland, Oregon令和4年11月
  4. Los Angeles, California令和5年10月
  5. Phoenix, Arizona令和5年11月
  6. Torrance, California令和6年2月
  7. Holywood, California令和6年5月

Gardina上映会では産経新聞が新聞記事にした。
Portland上映会はPortland州立大学の教授の主催で行われた。
Los AngelesとTorrance上映会は教会で行われた。
Los Angeles、PheonixとTorrance上映会ではLAの首席領事が参加され、Holywoodの第二回上映会ではLAの総領事が参加されご挨拶を賜った。

中央向かって右が総領事、左がボク

詳細はNPO法人のホームページをご参照くだされ。
https://www.npomproject.com/

米国で最初に上映会を行ったときのことである。LA在住の友人(彼も上映会の実行委員会員)から地元LAで活動している3人組のオヤジバンドを紹介された。バンド名はCentraveという。このバンドがちょうど横田めぐみさんとお母様の気持ちを綴った歌を作って完成したところであった、と言うのだ。絶妙のタイミングではないか!是非とも今回の上映会に演奏を披露してもらえないか問い合わせたら快く承諾してくれた。

以降米国での上映会でポートランド上映会を除く6回の上映会でバンド演奏をしていただいている。いまではもう我々M-プロジェクトの米国における仲間となって共に活動している。

活発に我々NPOは活動を続けていてLAの総領事からも民間団体が拉致問題に対する活動をしていることには絶大なる感謝を挨拶でも発して下さっているが、しかし2002年10月15日に5人の拉致被害者が日本に帰って来てからは、何も動いていないのが現状だ。毎回新たな総理大臣が任命されるたびに「拉致問題は一丁目1番地の問題だ。私が総理大臣の期間に必ず解決する。」と豪語するだけで何も進まない。新たな内閣が誕生するたびに「拉致問題担当大臣」が任命されるがいったい何をしているのだろうか。結局何もせずにただ拉致被害者家族の消滅を待っているだけなのだろうか?日本は拉致問題解決に意欲があるのだろうか?

もはや47年もの歳月が流れてしまい、今になってみれば拉致被害者の方々が日本に帰国したところで現地に家族もいることだろう、日本への帰国を希望している方がどのくらいいるのだろうか、とも考えてしまう。

ボクはこの拉致問題についてはいろいろと考えている。北朝鮮一国が日本人拉致をしたのだろうか?日本人意外にも北朝鮮に拉致された人はいるが、取り返している国もある。なぜ日本は拉致被害者を取り返すことができないのか?あるいは取り返すことに圧力がかかっているのか?軍事力を含めた日本の国力をもってすれば北朝鮮への拉致被害者奪還はけっして難しいことではないと、ボクは判断している。

北朝鮮に眠る放射性物質を含む地下資源はヨーロッパ諸国も狙っている。日本と北朝鮮が友好国になることを拒んでいる組織などがあるのではないか、とも考えてしまう。日本人拉致という問題は日本国民にとっては永遠の問題となりこれを解決しないことが誰かの利益になるのだとすると、、、などと妄想する。

おそらく拉致問題は闇から闇へ葬られるのであろう。拉致問題が詳らかになった時、多くの人々の思惑が明らかになり大混乱が起こりかねない、とも考えてしまう。

そんなことを思いながらも拉致問題映画海外上映実行委員会理事長であるボクは次の上映会上を探している。

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