ブログ「燃料は好奇心」

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子供のように好奇心を持ち続ける男が綴るよもやま話。
山下政治の感性のアンテナがさまざまなものをキャッチします。

夏のドライブ2024

2024.08.04
マンハッタンから出発。うしろのボルボが今回の車

夏になると家族でレンタカーを借りてドライブ旅行するのが恒例になっている。今年はバージニア州のバージニアビーチからメリーランド州で農場を営んでいる知人を訪問することとした。今回はボクと奥様と娘の3人旅行。

バージニアビーチはこれまでに3回訪れている。ここは米海軍基地があるノーフォークから近いところで、ノーフォーク在住の知人に会うために訪れるのである。

これまでワシントンDC、ボルチモア、メイン州のポートランド、プロビデンス、ニューポート、ナイアガラへドライブ旅行している。だいたい2泊3日コースなのでニューヨークからそれほど遠くないところに行くのである。主な目的はその土地にあるダイナーと呼ばれる極普通のアメリカンダイニングを楽しむのだ。
それではニューヨークでレンタカーを借りて出発しま〜す。今回のレンタカーはスウェーデン製ボルボS60。1993年に米国に移住したときに知人から購入したボルボとは全く異なる走りをした。以前のボルボは重厚な走りだったがこのボルボは実に軽快な走りで燃費も34mile/gallonとなかなか良い燃費だ。

日本には多分無いUtsブランドのスナック
バージニア州に入ったWelcome Center

マンハッタンのリンカーントンネルを抜けてニュージャージーに入りひたすら南下するルートを取る。ニュージャージーのニューアーク国際空港付近まではバスがたくさん走っていて道も渋滞していたが、ニューアークを抜けると快適なハイウェイドライブとなる。
途中デラウェア州のスミルナというタウンにあるドライブインでスナックと飲み物を買い、バージニア州に入ってからウェルカムセンターでトイレ休憩しバージニアビーチに到着。

どこまでも一直線なバージニアビーチ

バージニアビーチはどこまでも続く真っ直ぐなビーチ。
ホテルにチェックインして車を出し向かうところは酒屋だ。バージニアはお酒がニューヨークに比べると安いのでウォッカとスコッチの一升瓶を購入。一升瓶といっても実際は1.75リットルなので一升には少し足りないのだが我が家では一升瓶リカーと言っている。ところで、ここのリカーショップでは”TRUMP”ラベルのワインとスパークリングワインが陳列されていた!!暗殺未遂のあったのが先週だ。トランプさん、ガンバレ!!

1.75Lのウォッカとスコッチ。右は通常サイズのウィスキー
TRAMPラベルのワイン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディナーはホテルのレストランで食事。ビールを注文して焼いたタコとカニ入りアーティーチョークディップをつまみに飲む。最近アメリカでもタコの料理があるけど、なんと言うか日本で食べるタコのように歯応えがなくふにゃふにゃなタコばかりだけど、ここのタコは日本のタコのように歯応えがある。程よい塩味でビールが進む。アーティーチョークディップはカニをオプションでいれて正解だった。ピタという地中海で食べるパンと一緒に。

焼いたロックフィッシュとタイの丸揚げ、それにクラムチャウダーをみんなで食べた。ロックフィッシュはあまり聴き慣れない魚だが、調べたらカサゴである。アスパラガスとピラフの上に焼いたカサゴが乗ってマヨネーズのようなソースがかかっていた。海沿いなのでシーフード料理を堪能した。でもお醤油がほしかったかなぁって感じ。

 

 

翌朝はこのあたりを少し散歩していたら、海軍基地が近いのか戦闘機が飛んでいた。訓練中なのだろう。F22ラプターだろうか?

橋(道)が途中で無くなっている!!

友人とランチミーティングを終え次の目的地メリーランド州のデルマーへ向かう。ニューヨーク方面からバージニアビーチに向かう途中ブリッジ&トンネルという道がある。正確には道ではなく海の上を走る橋とトンネルだ。バージニアビーチへ来る時にも通ったのだが大雨に見舞われ海上を上から大雨、下は海という中を運転した。帰りは雨もなく走れたので写真を撮った。ご覧のように海上に橋が海面上に通っているのだが、途中消えている。この消えている部分はトンネルになっていて海底を走るのだ。ノーフォークの海軍基地の軍艦が大西洋に出る時にこのトンネル上を通る訳だが橋をかけるのではなくトンネルにしてあるところが珍しい構造だ。

今回はダイナーでのアメリカンダイニングでは食事はしなかったが、ボクの名前のついた「セイジダイナー」というダイナーがあった!レンタカーを走らせながら娘に写真を撮らせたので載せておく。英語表記は”SAGE DINER”。

 

 

渋滞もなく快適なドライブをしているうちにメリーランドの友人の営むファームに到着した。オーガニック野菜農場で従業員として働いている側、自分の農場を持っている。自分の農場は協生農法という方法での畑作りをしているのである。この協生農法とは自然のままの状態で野菜を栽培する方法だそうだ。畑は耕さず、草むしりせず、水もやらず、有りのままの状態で野菜を育てる。そこで育つ野菜は意識を持ち通常の畑で取れる野菜とはエネルギーが異なるとのことだ。栄養価や味覚など比べ物にならない野菜が収穫できる。見学してきたが、どこに何が植えてあるのかは全くわからない。雑草と野菜の区別がなく、よく見ると芋虫やら昆虫やらミミズやらたくさん生息している。

協生農法の農場

話を聞くと耕され、草むしりされた畑というのは自然のものではなくそこで栽培されるために畑にするので、栽培される野菜はなんのストレスもなくのほほ〜んと育つらしい。協生農場で栽培される野菜は、まず何が育つのかわからないところから始まる。自然状況の下で育つ野菜だけが栽培されるので、毎年トライ&エラーを続け育つ野菜を見つけるところから始まる。小さな黄色のトマトがなっていて一つ試食したが、ものすごく甘味があってトマト〜って味がした!!

その夜は友人宅にて家飲み。冷奴にとれたて生姜と大葉の刻みでいただいたら、うん、一味違う美味さ。その他本日とれたての野菜をいろいろと料理していただき夜更けまで語らいながら飲みたのしいいと時でした。

遠くに見えるマンハッタン

帰りはニュージャージーターンパイク有料道路を通り途中サービスエリアにて休憩と給油をして一路ニューヨークへ向け出発。走り始めて3時間、ニュージャージーのニューアーク空港を通り過ごしたあたりから遠くにマンハッタンが見えてきた。遠くから見るマンハッタンは確かに高層ビルが乱立されている風景だ。ニュージャージーからリカーントンネルを抜けるとマンハッタン、お帰りなさい。

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