湯たんパイ
特許庁実用新案登録第3203683号
考案の名称:簡易保温保冷器
商品名:湯たんパイ
概要:食品を電気を使わず保温保冷する器具
考案の背景
ある冬日本から湯たんぽを持ってニューヨークへ帰りました。湯たんぽをベッドに入れて眠りにつき翌朝起きると湯たんぽはまだ暖かく保温され「湯たんぽの保温力って結構すごいな。」と思いました。
さて、毎年2月に全米の一大イベントであるアメリカンフットボウルのスーパーボウルが開催されます。我が家では毎年スーパーボウルをテレビ観戦するときは必ずピザの出前をしてピザを食べながら観戦します。食べ始めると熱々で美味しいのですが、試合半ばから後半になると冷めてしまい風味が落ちます。冷めたピザを好物にする人もいますがやはり暖かいピザの方が美味しいです。
そこでニューヨークへ持ち帰った湯たんぽの保温力を思い出しピザを温めておく湯たんぽを閃きました。スーパーボウルや野球のワールドシリーズ等のスポーツイベントはせいぜい3時間程度で終了します。3時間程度保温ができればいいので湯たんぽは布団の中でなくても十分威力を発揮します。電気を使うホットプレートだと保温状態にしていても常にエネルギーを与えているのでピザは焦げないまでも乾燥してしまいます。しかし湯たんぽだと熱エネルギーは徐々に低下していくのでピザには変化がありません。
考案の説明
熱伝導率が高い素材でできた正方形状タンクに熱湯又は氷水を入れ密封し、そのタンクの上部に料理の入った器又は飲料物を載せることにより、一定時間料理が高温又は低温で保たれる。正方形状タンクの上部サイズは、Lサイズのピザが容器ごと載せられる一辺の長さで、その他に大皿にも対応できる大きさである。タンクの注ぎ口は家庭用冷蔵庫で製氷した氷が簡単に入れられる大きさとなっている。タンクの注ぎ口は蓋で密封され、どの様な方向でも中の液体が漏れることはない。また、火或は電気を使用しないので安全でしかも利用コストが安価である。